リオ五輪でのシンクロナイズドスイミング日本代表が
ペアの乾友妃子と三井梨紗子の銅メダルに続いて20日
チームでの銅メダルも見事獲得しましたね。
それには10年ぶりに日本代表のヘッドコーチとして
2年前に就任した井村雅代(66)の存在がやっぱり大きい
と言わざるを得ません。
一時とは言え日本シンクロ界からまさかの中国シンクロ界
への監督就任と言う衝撃的な事実に売国奴とも言われた井村
雅代監督ですが、それには2つの原因があったのでは~と
言われています。
1つは金子正子シンクロ委員長との確執ともう一つは断る
理由の見つからない中国からの高額オファーです。
論より証拠のこのリオ五輪でその手腕を証明した井村雅代の
これまでを追ってみよう。
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目次
井村雅代の裏切りとは~
超スパルタで知られる彼女の言葉学からも
伺えるシンクロへの思いや情熱は国を超えた
ものであり、そしてその指導力も今回のリオ五輪
での2大会ぶりのペアとチームのWでの銅メダルで見事証明された
形となった。
出典:http://trend-japon.com/8986.html
だが思えば彼女が10年ぶりに日本代表の監督として
再就任したのは2014年2月の事だった。
彼女は1978年からシンクロ日本代表のコーチ就任
してその後の日本のシンクロ界で6大会連続でメダル獲得
を実現してきた、まさに「シンクロの母」と呼ばれた人物。
だが10年前にまさかの日本代表だった監督が中国代表の
監督へと就任されたニュースが流れたのです。
正直当時はシンクロに全く興味なかった私でさえこの
井村監督の中国監督就任は覚えているくらいです。
そして見事井村氏は中国へ行ってもその手腕をメダルを
持って証明してみせます。
それまで全くメダル圏外だった中国が2008年北京五輪
で銅メダル獲得。
2012年ロンドンでは銀メダル獲得の快挙となります。
それと反比例するように日本では北京とロンドン五輪の
メダル無しという惨敗でした。
この結果によって彼女は「裏切者」
また、『売国奴』とまで言われる事に・・・
井村雅代中国に高額買収のオファー
もう一つこう言われた原因が中国からの高額オファー
です。
ようするに自国開催の北京五輪で必ずメダルが欲しかった
中国が何色でもいい。メダル獲得に日本で実績を出している
井村氏をヘッドハンドするのに出した報酬が桁違いだったのです。
出典:http://www.tv-asahi.co.jp/announcer/personal/women/miyajima/essay/76.html
その報酬が年棒1億円。
高級マンションの用意。
練習方法や指導方針に口は出さない。
専属通訳、専属マッサージ、専属コック。
金メダルでボーナス。
この脅威の高額オファーは当然日本でニュースとなり
これが原因で尚更金で買われたのか?状態になったらしいです。
でも、普通に考えてシンクロに情熱があってこれだけ監督としての
腕を買ってくれるなら行きますよね~大半の人は行くのでは~
と思うんだけど。汗
だって当時の日本の報酬とは天と地との差だったらしいです・・・
お金や条件も大事です・・・
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井村雅代は金子正子と確執があった
でもそれだけじゃなかった。
井村氏にも言い分はあるとは思いましたが
彼女なりに、シンクロ界での確執があったのです。
その確執が当時から井村氏の指導方針に待ったを
掛けていたとされる日本水連の金子正子さんだと
言われています。
出典:http://ibought.jp/people/41350
将来を見据えて世界と戦う為には体系を優先した選手の
育成方針を提案した井村氏に対して、金子氏は体系の小さい
選手が報われないなどとして懸念し、井村氏の提案を否定
したとされてます。
しいては、あれだけの功績を遺した井村氏を指導者の
若返りという名目で井村氏の日本ヘッドコーチの再任を
見送ったのです。
つまり、最初に手打ちで切られたのは井村雅代氏で
あって、井村氏自らが、辞任して中国の監督~となった
訳ではないのです。
流れ的には井村氏からしたら日本水連から切られた
形なので、その後の中国での監督就任は何ら言われる
筋合いはない。
恐らくそう思っているでしょう。
要らないとクビにされた母国にしがみつくよりも
どうしても力を貸して欲しいと、その為の高額
オファーの提案まで用意した国がたまたま中国な
だけだった。
至極自然な流れと言えますね。
歴史的な日中関係を持ち出して言いがかりを
付けた見方も出来ますが、一応自国からクビ?に
なってますので、全く問題ないのではないでしょか。
井村雅代の指導手腕の実力
結局その後の日本水連の経緯を考えたら
出した(再任見送り)で井村氏を切った?
はいいが直後の北京・ロンドン五輪ではメダル無しの惨敗状態。
対する井村氏率いる中国は、北京とロンドン五輪で
3つのメダルを獲得させた井村氏。
論より証拠を叩きつけた状態の彼女は北京五輪後には
もう一度日本へ帰って指導者として復帰する気があった
と言います。
出典:http://family.blog.bbiq.jp/blog/2015/08/post-ac6e.html
それでも、日本水連が、また井村王国にしたくない。
敵国を強くした指導者だ。との小さなプライドと意地で彼女に声を掛けませんでした。
だから、それならばと中国での監督を続行した。
そして北京五輪より更なる成果の格上げで銀メダル獲得。
対する日本はメダル無し。
一応外国の振付師などの、あらゆる策を講じてのこの結果に
最後は結局リオ五輪の出場権も危ない状態にまでなって
2014年2月に井村雅代氏にもう一度頭を下げる
形で頭を下げて戻ってきてもらったと言う。
この井村氏の日本監督決定で、中国から去る形となった
中国陣営は
『これでまた、日本は強くなりますね』
やり手過ぎます・・・
恐るべし井村雅代ここに参上って、実話です。
おわりに
彼女のその指導法は選手を持って「あんなに厳しい方に会った事ない」
と言わしめる指導法です。そら恐ろしいその言葉の見返りとして井村氏も
「結果を出してメダルを取らせる事」これこそがこの猛練習の報いだと。
全てをシンクロに注いで来た井村雅代の快進撃はこのリオ五輪での結果を
持って日本水連に示した事になる、東京五輪での活躍にもますます目が離せませんね。
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